平成28年熊本地震・・・本震の起きた4月16日 1:25は九重町の筌の口温泉で入湯後上がって着替え終え、ちょっと手を洗いに入った直後だった。
前震の時は北九州市内で震度3強と生まれて初めての揺れだったのだけど、それを上回る震度5強・・関東に住んでいるLedy-eさんから、「震度5だと2階建ての家屋がプリンみたいに揺れる」と教えてもらってたのだけど、足をつけている硬いコンクリの床がグニャリとした感触が伝わったのがわかる。。
僕が上がったあとに、地元の年配の方が一人湯に浸かっていたのだが、その方の半身以上見えるくらいにお湯が踊り一気にこぼれ、排水が間に合わないほどタプタプな状態に慌てて、戸を閉めて湯が入り込まないようにして、そのすぐあとに年配の方も慌てて上がって、濡れたまま着衣。。スマホで地震情報を確認して、地元の方は慌てて帰って行かれましたが、パニクっている人がいると意外に冷静になれるというか・・
直ぐに北九州に帰ることも考えたけど、夜中では道路状況がわからないから、とりあえず夜明けまで安全な場所で余震の続く一夜を明かしたのでした・・
それからしばらく山に入るのは控えていたのだけど、先週よりとりあえず吉部から鳴子川沿いを歩いてみることに・・・
GW頃に咲く野草の花はすでに終わっていたのだけど、晴天下のグリーンシャワーを浴びながら、テクテクと・・・
と、気付いた異変というか、あまり見ないものが・・・掲題の「笹の花」がたくさんついていたのです。
昔から笹の花が咲くと不吉なことが起きるとか言われてましたが、実際、笹が花をつけると寿命なので枯れてしまうみたいなので、地下茎でつながっているその一帯が花つけたら全部枯れちゃうから、どうなるやら・・
その笹の花は鳴子川の右岸/左岸とも花がついてて、大船林道沿いの坊がつるまでの林道脇の小さな笹まで花がついているのは???な感じです。
前週はまだ蕾だったけど、イネ科らしい花が一斉に咲いているのを見るのは、地震の影響なのか?、たまたま寿命が来たのか? それとも?
久しぶりに坊がつるでお会いした永松さんに伝えたのだけど、笹の花といい、吉部暮雨コースの登山口直ぐの水場が枯れていることも水脈に変化があったのか、地震後なのでまだじわじわと何かが地下部で起きているのか、心配は尽きないのです。。
とは言え、土曜日に平治岳にミヤマキリシマの状況の下見に行って、昨年のように虫害は少なく良好な状態なので、しばらくミヤマキリシマ詣でが続きそうです。
それにしても、5月の土日両日晴天の週末に、男池も吉部も閑散とした状態なのはまだまだ地震の影響があるんだなぁと・・・
JA飯田高原のドライブインの野菜直売も、お客さんが来ないからと生産者もほとんど野菜を出してないし・・・
地震前の状態に戻るにはまだまだ時間がかかりそうです。