サバノオ

サバノオ(鯖の尾)

キンポウゲ科 シロカネソウ属
学名:Dichocarpum dicarpon (Miq.) W. T. Wang et Hsiao




 今朝も冷え込み、昨夜からくじゅう方面は雪!?とか( ̄□ ̄|||
夏タイヤに交換したからもう雪は勘弁してくれ~~~~です( ̄□ ̄|||
 冬から花粉時期が終わるまでに気が付いたら4kg増量( ̄□ ̄;)!!!!!
これはいか~~~ん!!つか、山登りには増量はきつくなるだけなので、走れるときは毎日ランニング。なので昨日も1時間走りました。




 さて、サバノオ…一目惚れした野草さんのひとつで、毎年早春の頃楽しみにしているのですが、今年はまだ逢えていません(T_T) つか、もうくじゅうでも遅いかもしれない(T_T)
 和名の由来は、種子がT字型になり、それが鯖の尾のように見えるところからきたそうですが、それがサバの尾っぽに見えるかどうかは実際微妙です(^_^;
昔は鯖がいっぱい獲れたからなんでしょうかねぇ?

サバノオ

 サバノオはキンポウゲ科の花なので、花びらに見えるのは萼片で、中のオレンジ色でくるんとなってるシベのように見えるのが、実は花びらというから事実をしるとびっくりでした。
そしてキンポウゲ科の花の特徴として晴れの日中じゃないと萼片は開きません。
晴れの日中というか、気温が関係しているようなので、早春は晴れないと気温が上がらないから開かないと言えるのでしょうね。
葉は一見枯れ葉のような色をしていますが、種子がつくころには緑色に変わります。中には花の頃から緑色なのもあるようですが、枯れ色の方がサバノオらしいと思ったりします。
 今年の課題?目標?としてトウゴクサバノオ(東国鯖の尾)にも逢いたいと思っているのですが、近くの山ではあまり個体がないとかで、果たして今年は逢えるかどうか…週末の暖かさに期待です。

週末は暖かくなる?

ジロボウエンゴサク

次郎坊

ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)

ケマンソウ科 キケマン属
学名:Corydalis decumbens (Thunb.) Pers.




エンゴサク系は大好きな春の花のひとつです。
和名にある次郎坊は太郎坊(スミレ)に対する方言名で、延胡索は漢名で、この種共通の名称。
太郎坊(スミレ)と次郎坊(ジロボウエンゴサク)の互いの距に引っ掛けて、引っ張り合いをして遊んだそうですが、どちらが先に千切れるかとやったことはないけど、花枝からするとスミレの方が強かったのではないかと思われます。果たして結果はどうだったんでしょうねぇ?
ここで言う太郎坊はタチツボスミレだと思われますが、今年はタチツボスミレとジロちゃんが一緒に咲いているところで撮影できたらなぁと思うのですが、まだ今年は観ていないから週末に期待です。

 先々週の寒波で、くじゅうで大霜が降りたせいで、植えつけたばかりの野菜の苗が全滅したとか(ーー;;)
近頃も寒波の影響で野菜が高いし、このまま夏野菜とかにも影響が出そうです(-_-)
野菜・・・高すぎて買うのをためらいますわ(>_<)

ツクシショウジョウバカマ

雨が似合います

ツクシショウジョウバカマ(筑紫猩々袴)

ツクシショウジョウバカマ(筑紫猩々袴)

ユリ科 ショウジョウバカマ属
学名:Heloniopsis orientalis (Thunb.) C. Tanaka var. breviscapa (Maxim.) Ohwi




 今日は夕方までずっと雨でした。仕事終わった頃には雨もあがり明日は晴れそうです♪
 さて、今日のアップは雨の似合う花ということで、土曜日にもアップしてますが、再びツクシショウジョウバカマ(カタカナだと長い(^^;)を。
 和名の由来は花を中国の伝説上の動物…酒好きの「猩々」の酔った赤い顔に見立て、葉の重なりを袴に見立てて「猩々袴」。筑紫は九州を指し、「筑紫猩々袴」となる。
しかしながら、ツクシショウジョウバカマは白っぽい花がほとんどで、ショウジョウバカマのように赤ら顔に見立てられるものほどではないんですよね~。
ま、咲き始めは白っぽいツクシショウジョウバカマも咲き進むとだんだんと赤味を帯びるのは酔っぱらってゆくさまのようでもあるかも?と取れなくもないのですが(^^;
九州では分布してないとは思うので、ツクシの付かないショウジョウバカマは見たことがないけれど、ツクシと比較して大きさは倍以上になるらしく、大きいとあまりかわいくないかもです(^^;

 『猩々袴』と漢字で書くとまるで『能』のようである。で、花に注目しがちだけど、この花を撮る時は袴に見立てられたロゼット状の葉が重要なので、4/10にアップしたのはそれを意識しての撮影でした。
猩々といえば、『もののけ姫』の登場キャラでもありましたね。猿っぽい姿で描写されていましたが・・・

ツクシショウジョウバカマ

よく見るのは花が2~3つくらいつけた小振りの株

ツクシショウジョウバカマ

花被片の基部にふくらみがないのがツクシショウジョウバカマ

 ツクシの付かないショウジョウバカマとの簡単な見分け方、花被片の基部と花柄との境にぷっくりしたふくらみがないことである・・・なんで、福岡・大分・熊本でよく見るのはこのふくらみがないので全てがツクシなのである。
 以前、平尾台にツクシのつかないのが咲いていると訊いたことがあるけど、結局見つけられず、すべてがツクシであったんだなぁ。かなり奥に入り込んで撮影したんだけど(^^;
 ツクシショウジョウバカマは結構湿っぽいところならば、どこでも見かける野草なんですが、2枚目のように花が2~3個のものが多く、中には1個だけのものも少なくないです。地上高2センチ以下のかわいいのも結構(^’^)
その、ツクシショウジョウバカマは花被片がそのまま残り、オレンジっぽくなってだんだん日焼けたような色となり、果実ができるころにはなんだか違うものにも見えます。 以前、知り合いが珍しい花を見つけた!!と送られてきた写メを見て、ツクシショウジョウバカマの花後の果実が熟した姿だったので、爆笑したものです(笑)
 毎年確認していた、大株と言えるツクシちゃん…大規模な河川改良工事により、消滅(-_-)
盗掘で消える野草もあれば、工事などの開発により消える野草もあり・・・いつまでも見ることができる環境ってのは中々ないのかもしれないと・・・

 ちなみにツクシショウジョウバカマの文字と罫線の色名は
猩々緋(しょうじょうひ)(#e2041b)です。