サイヨウシャジンとの思い出

銀塩時代ではあるが、一眼レフを買って、そのうち風景写真的な画を
撮るため阿蘇方面へと撮影に出向くようになる。
今はその景色を撮ることは叶わないのだが、草原に鉄骨造り古びた牛舎が
いい味を出していて、早朝の光と牛とのコラボが好きでよく狙って撮影していた。
ある程度撮影して、ふと足元に目をやると、朝露にキラキラかがやく花がきれいで、
残りフィルムで撮影したのが、サイヨウシャジン。
当時はまだネットの時代でもなく、手持ちの図鑑は園芸種のばかりだったので、
名も知らずでしたが、その時が初めてサイヨウシャジンとの出逢いでした。。。
また、園芸種以外で、野草の撮影としてはサイヨウシャジンが初でしたね。
でも、それから特にそれを気にすることなく年月が経ち、山に登るようになって、
再開したサイヨウシャジン・・・確か雨ヶ池で・・
懐かしさとともに、その時はすでにデジイチだったので、撮影はしたものの、
まだほとんど蕾で状態はよくなかった・・
んで、その当時の撮影したことを思い出し、フィルムを探してみたら、ダメダメでした(;・∀・)
当然、当時は野草の事をよく知らずでポイントもダメで今なら絶対こんな撮り方しない
レベルでした(;・∀・)

それから更に数年…サイヨウシャジンってば、全体を撮るタイミングはかなり難しい花
なんですよねー(´-ω-`;)
なかなかいい状態で出逢えなくてでしたが、昨日出逢えたサイヨウシャジンはわりと
いい状態だったのですが、僕自身のメンタルがやられてしまってたあとなので、
これ一枚だけの撮影でした。。


細葉沙参

サイヨウシャジンは初めて一眼で撮影した山野草。。

サイヨウシャジン(細葉沙参)
キキョウ科 ツリガネニンジン属
学名:Adenophora triphylla var. triphylla

山地の日当たりのよい草原や道路脇によく見られる多年草。
草原の中では高さ1メートルを超えるものもあるが、道路脇などでは50センチ前後の高さで見ることもある。

サイヨウシャジンの和名の由来は、ツリガネニンジン類をシャジン(沙参)を差し、本種は葉が細いことから細葉で、サイヨウシャジン(細葉沙参)と名付けられる。
※釣鐘人参(ツリガネニンジン)は、根が朝鮮人参のようであり、花が釣鐘状に咲くことからきている。
分類上、サイヨウシャジンが基本種でツリガネニンジンが変種という扱いらしい。。

山延胡索。

ヤマエンゴサク

青みが強いヤマエンゴサク

 今日は結構な大雨になるとかで、朝もずっと激しく雨が降っています。
今週はランニングが出来そうにないかも(-_-)



ヤマエンゴサク(山延胡索)
ケシ科 キケマン属
学名:Corydalis lineariloba Sieb. et Zucc.


 延胡索は漢名で、この種共通の名称。
淡いブルーで数年前男池園地内で見て、一目惚れした野草さんのひとつです。
ここのは全部距が立ち上がっていました。

ヤマエンゴサク

こんなところからも生えて花を咲かせています。

か弱げな茎から想像もつかないくらいですが、やっぱり自然の中だから強いのでしょうね。
意外にくじゅう区域内では、アチコチで見ることができますが、場所場所で色や距の立ち上がり方とか違いがあるから観察してて楽しいんです(=^^=)♪

筋骨草。

別名:筋骨草

キランソウ(金瘡小草)

キランソウ(金瘡小草)

シソ科 キランソウ属
学名:Ajuga decumbens Thunb.




 日当たりのよい山野、人里、石垣やアスファルトと側溝の隙間など結構どこでも見れる野草です。
別名にジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)とか、また生薬名はキンコツソウ(筋骨草)ともいう。
子どものころ、春、山で遊んでいたら、このキランソウを採取しているおばちゃんがいて、『これは薬になるんよ』と教えてもらったことがある。
それ以来、これは薬草なんだと覚えてはいたのだけど、何に効くかは大人になってから知った(^^;

別名:筋骨草

キランソウ(金瘡小草)

 鎮咳、去淡、解熱、健胃、下痢止めには飲用、虫刺され、化膿した切り傷や腫れ物になどにはすりつぶしたものを塗ればいいとか。

どこでも見られる野草だけど、近頃は採取する人は少なくなったのかも?
でも筋骨草でググると『筋骨草ドリンク』なるものがあった!
 さて、撮影したキランソウ・・・結構花つきがよくて斜面に咲いていたから撮影しやすかったんだな♪

別名:筋骨草

キランソウ(金瘡小草)


楽天にあった『筋骨草ドリンク』

←筋骨草を使ったこんなのもあった