2013年傾・祖母山馬蹄縦走へのプロローグ:祖母山

今年の馬蹄縦走実行にあたり、その計画までの経緯をアップすることから始めます。


2012年11月24日(土) 曇りのち、山頂付近は雪
尾平→黒金尾根コース→天狗岩→祖母山→九合目テン場→宮原コース→尾平

祖母山頂

祖母山頂到着・・・が、ガスでなーーーにも見えませんでした(つД`)


11月23~25日は3連休だったので、初日は大崩山、2日目は祖母山、最終日は傾山に登る計画を立てました。
僕とADくんは、年末年始の燕岳遠征のための急登トレーニングを兼ねて、わっかんはこの三山は登ったことないので、初の・・・になる予定でしたが、初日23日はまさかの雨天により中止(´;ω ;`)ブワッ
でも、24日、25日は天気が回復する予報だったので、残り二日の祖母山、傾山は決行することにしました!

23日はのんびり移動日として、わっかんを途中でピックアップして、翌日待ち合わせの原尻の滝へ向かうことにしました。
もちろん、温泉は「月のしずく」で夕食は「丸福食堂」でしたが♪

翌朝・・・雨は降ってないけど、まだ曇り空。
きっとこれから晴れるさ!と、原尻の滝からAD号で、尾平へと向かいます。
特に問題なく登山口に到着して、準備運動して、登山口からちょい先にあるトイレでスッキリ済ませて、いざ黒金尾根コースで祖母山です!

登山口のちょいさきのトイレ

九合目小屋までトイレはないので、ここでサッパリします(´-ω-`)

どんより

昨日の天気がまだ引きずっている感じです(´-ω-`)

吊橋渡る

黒金尾根コースへと進んだら渡る吊橋

最初は川上渓谷添いを歩くのですが、ちょっと昨日の雨で増水気味な?と思ってたら、最後の渡渉点が渡りづらかった( ̄ω ̄;)!
多少、水に浸かっても靴が濡れる心配はないけど、ナメ岩なので、ツルッといくと流れに流されて大変なので、ここは慎重に渡渉…わっかんはADくんにストックを一本借りて無事渡渉できました( ̄ω ̄;)

前日の雨で水量が多め

渡渉し辛いくらいに増水してました( ̄□ ̄|||

尾平から祖母山を周回コースで登る際は必ず、黒金尾根から登り、下山に宮原ルートを使うようにするのが鉄則です!
逆コースだと、今日は渡渉できましたが、あまりにも増水し過ぎると渡渉不可となり、ここ以外に渡渉箇所はないため、そうなるともう一度登り返して、宮原コースで下山しなくちゃならなくなり、確実に日没後となるのと、下山までの体力、そして食料等がないと危険です。
先に黒金尾根コースから登ると、万が一渡渉不可ならば、宮原コース往復で登ることは可能ですからね!
さて、渡渉したらば、ここからが黒金尾根の登りスタートです!標高差1,000メートルを登ります。

標高700m

渡渉終えたら、標高700m・・・これから1,000m上りです!

気温は低めながらも、やっぱり汗だくになりながら、ズイズイ登って天狗の水場で小休止…行動食に焼いてきたビスコッティをほおばる。気温が低いのであまり止まっていると汗だくの体が冷えるので、先に進むことに…

天狗の水場

休憩してたものの気温1℃に体が冷えてきます

天狗の岩屋を過ぎ、天狗岩直下辺りで、なんだか白いものがバラバラと…雪?霰?
それから一気に登って天狗分かれ到着。予報は晴れる傾向だったのにガスってます(´;ω ;`)ブワッ
わっかんは初祖母山なので、とりあえず天狗岩行っとこうってことで天狗岩…
天狗岩手前で、雨具の上だけ羽織って天狗岩へと…わっかん初の天狗岩は高度感無しのガスの中でした( ̄ω ̄;)

ガスの天狗岩

わっかん、初めてなのに天狗岩での眺望は皆無でした(つД`)

天狗岩

ADくんが最後に天狗岩まで渡ってきます

ま、また次回に?( ̄ω ̄;)
それから再び天狗分かれへ移動…天狗岩から戻る途中で霧氷が付いてるのが確認できたので、かなり冷えてる…って、温度計はマイナス1℃( ̄ω ̄;)
寒いわぁ( ̄ω ̄;)

天狗岩周辺は霧氷が!

ガスの当たるところには霧氷が見れました・・・

再び天狗分かれからさ縦走路を歩くんですが、バラバラな感じだった雪が本格的にバンバン降り出して、登路は真っ白に( ̄ω ̄;)
しかも、水分たっぷり目だからか、靴底に付いちゃう感じが( ̄ω ̄;)

梯子があって助かります

以前はここ丸太が一本だけでしたが、どこかの山岳会の方が設置してくれてるおかげで助かります!

雪は降り続く

縦走路を歩くもずーっと湿った雪が降り続き、雨具のパンツを履くタイミングを逃してしまって後悔する(つД`)

今更だけど、雨具のパンツも履けばよかったなと、すでに後悔するも遅しで、パンツのもも辺りは雪が融けたので濡れつつあるのが(´;ω ;`)ブワッ
縦走路を進んで、祖母山頂直下の1,700メートルまで到着。
こっからは梯子場を登るので、ストックをザック背面につけてから、取り付きです。
雪は相変わらず降り続ける中、梯子場を滑って落っこちないように、慎重に進みます。

山頂直下

祖母山頂直下の梯子場を滑らないように慎重に!

雪は降り止まずです

山頂直下はただでさえ滑りやすいのに要注意です(ーー;;)

あと少し

僕は先に登りきってまずは一息・・( ´ω`)

無事、梯子場を登りきると、そこは霧氷のトンネルが出来てました。

霧氷トンネル

わっかんの緑がよく目立ちます(笑)

梯子場より難所なのが、ほんとに山頂直下の最後のひと登り…降り続ける雪に滑りそうになりながらも、なんとかクリアして祖母山頂到着!!
わっかん初の祖母山でしたが、まさかの雪降る山頂でしたね( ̄ω ̄;)!!

祖母山頂

祖母山頂到着・・・が、ガスでなーーーにも見えませんでした(つД`)

予定では、山頂でお昼ご飯休憩でしたが、雪が止む気配もなく降り続いてるのど、九合目小屋内で食べようってことで、ガスで何も見えない祖母山頂を後にしました。
しかし、ここから先が、今日の天気はこんなだし、前日も雨だったこともあり、九合目小屋手前の泥濘エリアはドロドロずるずると、しかも繁ったスズタケに雪が積もってて、それが通過する度に体にかかるので、更にビショビショに(´;ω ;`)ブワッ
なんとか、泥濘エリアでこけずに九合目小屋に着いたものの、ちょうどお昼時で、皆さん考えることは一緒だからか、入口で渋滞(´・_・`)
しかもグループで来てる人たちの統率が取れてないので、いつまでもぐずぐずしてて中々小屋へと上がれせうにない(´・_・`)
なので、雪はさっきほどではなくなったので、テン場でご飯しようと、ごった返す九合目小屋をとっとと後にしました。

祖母山九合目テン場…狭いながらも草の生えている箇所で、ADくんが半分に切って端っこを縫製した、オールウェザーブランケットの上でようやく落ち着いてお昼ご飯です。
この頃にはまだ少し雪がバラバラ降ってたけど、ま、雪なので、気にせずそのままランチタイムです♪
冷えた体には温かいうどんがうまかったー!!

九合目テン場でお昼

どん兵衛カレーうどん。-_-。)

ランチタイムを終え、雪はすっかり上がって、これから回復傾向か???
予報の回復が随分とズレてます(´;ω ;`)ブワッ
九合目テン場をあとにして、下山です。

九合目テン場

雪は止んだけど、結構冷えてました

が、天狗分かれからの縦走路もそうだったけど、ここから宮原分岐までのスズタケの繁りかたが半端なくて、絶えず体に擦れながらなので、乾き始めたパンツもさらに雪から融けて水になった状態のを浴びながら進むので、またもやビッチョビチョになる(´;ω ;`)ブワッ
GWにはこんなに繁ってなかったのに、夏の間にこんなに繁るとは!!
なんとか宮原分岐まで濡れながらも到着。

馬の背あとの丸太がやばい

この丸太の腐食具合がぼちぼちヤバイんですけどぉ(@@;;;;

宮原分岐

スズタケの攻撃はここまで・・・が、これから先は滑りやすい下りなので注意( ´ω`)

あとは一気に下りです。
最初はズルズル箇所だったものの、高度下がるごとにそれもなくなり、ガスのかかった山頂付近だけが、雪だったようでした(´;ω ;`)ブワッ
最後に吊橋を渡り、ドロドロになった登山靴を洗いに沢へ・・・明日は傾山だから、ある程度は汚れを落としておかないとですね( ̄ω ̄;)

吊橋

踏み板を架け替え中の吊橋まで下りてきてほっとする( ´ω`)

ドロドロになった登山靴の泥は落とせたけど、明日の朝までには表面が乾くかどうか( ̄ω ̄;)
ま、明日こそは晴れてくれると信じて尾平登山口駐車場に無事到着。
僕とADくんはトレーニング的にはよかったけど、初の祖母山だったわっかんには景色皆無で残念だったかもしれない(つД`)

尾平登山口駐車場

駐車場に無事到着・・・もうびしょびしょです(つД`)

下山後はAD号で道の駅 原尻の滝へと戻り、僕の車に乗り換えて、丸福食堂へ!
というのも、明日は傾山で今夜も原尻の滝で車中泊のため、ADくんのみ夢(?)の丸福食堂でビールをってことで、僕の車で移動だったんです(笑)

丸福食堂

昨日も食べたけど、今日も鳥天南蛮定食大盛w 明日は?

昨日は普通盛りのご飯だったけど、今日はガッツリ歩いたので大盛で「鳥天南蛮定食」。
明日も?とか言われて明日はどうしようとか考えたり( ̄ω ̄;)
ADくんがジョッキでビールを注文してちょっとうらやましく思いながらも、ビール飲むと飯が食えないのでここはガマン(^-^;
ご飯のあとは、「月のしずく」でさっぱり汗を流して、再び道の駅「原尻の滝」・・・濡れた雨具とかを干せるだけ干して、明日は晴れることを祈りつつ、就寝(づωー。)

【2013年傾・祖母山馬蹄縦走へのプロローグ:傾山】つづく・・・